第15回シンポジウムを開催しました。            2018年7月30日

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 平成30年7月24日(火)、長野県看護大学において、「食品と健康について」をテーマに、伊那谷アグリイノベーション推進機構第15回シンポジウムを開催しました。参加者は、一般の方々、学生および企業、官庁、行政、教育研究機関の約80名でした。

 向山孝一機構長(KOA株式会社 代表取締役会長)と駒ヶ根市 杉本幸治市長、長野県看護大学 北山秋雄学長の冒頭の挨拶の後、中山間地域の暮らし、野生資源植物、介護食について講師3名からお話を聴き、日々の食生活・地域の食文化について認識を深めるとともに、伊那谷の野生資源植物がどのように行かせられるのかを一緒に考えてみる良い機会となりました。

 向山機構長は、開会挨拶の中で、「当機構会員の教育研究機関である信州大学農学部や長野県看護大学など『学』の持っている知見を、伊那谷の地域に広める場としてシンポジウム等を開催している。当機構は、『健康長寿』を『農業』・『食』といったものと結びつけたモデルづくりを目指し、6つの勉強会を立ち上げて活動している。本日のシンポジウムをきっかけに、更に、伊那谷の皆さんとの共同の取り組み・展開が広がっていければ」とお話しされました。

 駒ヶ根市 杉本幸治市長は、開催地を代表しての挨拶の中で、「同市においても、地元の教育研究機関・企業等との連携を通じて、いくつか取り組みが進められている。それらの活動の中で新たな課題も出てきている。当機構の活動を通じて、解決していきたいと思う。これらの活動を、『地域に合ったまちづくり』に活かしていけたら」とお話しされました。

 長野県看護大学 北山秋雄学長は、共催代表の挨拶の中で、「『看護』と『農(アグリ)』はとても関係が深く、同大学大学院に『里山看護学(自然と人間の持続可能な共存関係を目指した地域づくりのための看護実践)』を設置した。『看護』と『農』の関係について研究を進めるとともに、当機構の活動に積極的に関わっていきたい」とお話しされました。

講演および事例報告では、
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 座馬耕一郎先生(長野県看護大学 准教授)は、「サルの生態から学ぶ中山間地の暮らし」と題して、自然とともに生活するサルには、「旬」のものを食べる食文化があることなどをお話しされました。








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 荒瀬輝夫先生(信州大学農学部 准教授)は、「伊那谷の食用から薬用までの野生資源植物」と題して、伊那谷の植生・野生植物の特徴について、資源植物の利用を受け継いでいく必要性などをお話しされました。







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 竹内友二氏(伊那食品製造株式会社 研究開発部)は、「介護食について」と題して、寒天の介護食への応用と製品開発などについてお話しされました。