第5回菌類勉強会を開催しました。              2022年3月10日

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 信州大学農学部 C棟第2実験室において開催された2021年度菌根研究会ワークショップ「外生菌根および外生菌根菌の顕微鏡観察法,ならびに関連学術講演」を、伊那谷アグリイノベーション推進機構 第5回菌類勉強会と位置づけ、令和4年3月3日~4日に開催しました。会員を含め、参加者は全体で22名でした。

 《菌根研究会の概要》
 わが国にはマツタケを中心として外生菌根菌に関する長い研究の歴史がありましたが、1980年代後半から内生菌根菌であるVA菌根菌(当時はそう呼ばれていましたが、現在は「アーバスキュラー菌根菌」と呼ばれている)についての関心も高まってきました。小川眞氏を中心に、1989~1990年に「ミコリーザ・セミナー」が数度開催され、広く多方面の研究者の関心が高まり、平成3年(1992年)に、菌根研究の発展と普及を図るとともに、菌根研究者相互の交流を深めることを目的に、小川氏を会長として本会が設立されました。
(菌根研究会公式Webサイト:https://mycorrhiza.jp/





《主な内容》

R04.3.3(木) 9:00~17:10
 (1)講義:外生菌根に関する概説
            信州大学山岳科学研究拠点  山田 明義  博士
 (2)外生菌根の採取と外部形態の観察(実習操作)
 (3)外生菌根の形態観察法に関する説明
 (4)外生菌根の外部形態と内部構造の顕微鏡観察(実習操作)
 (5)特別講演:日本産トリュフに関する分類学的研究の変遷
            栃木県立博物館       山本 航平  博士
R04.3.4(金) 9:10~12:00
 (1)講義:トリュフの生態と菌根
            森林総合研究所       小長谷啓介  博士
 (2)トリュフの外生菌根および子実体の形態観察(実習操作)




   山田 氏
   山田 氏

   山本 氏
   山本 氏

  小長谷 氏
  小長谷 氏

 

       講義の様子
       講義の様子

 

       実習の様子(1)
       実習の様子(1)

 

       実習の様子(2)
       実習の様子(2)

 

       実習の様子(3)
       実習の様子(3)