令和元年9月27日、「『薬草・薬木』の栽培と利用について」をテーマに、養命酒製造株式会社駒ヶ根工場を会場に、伊那谷アグリイノベーション推進機構令和元年度体験講座を開催しました。参加者は33名でした。

　当日は、まず、２班に分かれて、【ガーデン＆里山ガイドツアー】・【生薬ワークショップ】（各80分）を行い、ランチミーティングには特製カレーをいただきました。
　【ガーデン＆里山ガイドツアー】では、樹木医等が同行し、駒ヶ根工場の敷地内の「健康の森」と今年４月にオープンした「ハーブの庭」で、身近な樹木やハーブについて学びました。
　【生薬ワークショップ】では、まず『東洋の健康思想』について学び、自分の体質診断をし、5つのブレンドベースを試飲した後、各自の体に合ったお茶をブレンドしました。
　ランチミーティングでは、特別に調合していただいたカレー粉で作ったカレーとクロモジ茶をいただきました。（特製カレーは、13種のスパイス＋クロモジの葉で味付けされており、煮込む際は、クロモジの枝も一緒に煮込んだそうです。）
　なお、参加は希望者のみとなりましたが、今年から試験栽培を始めた、センブリ栽培地の視察も行われました。

　会員間の交流を深めるとともに、身近な薬草・薬木について認識を深め、地域の特性を活かした薬草・薬木の栽培・利用について、新たな展開につながる議論を行えた、良い機会となりました。