第21回シンポジウムを開催しました。            2024年8月5日

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 令和6年7月27日(土)、エス・バード 会議室B203・B204(飯田市)において、「ランドスケープ:地域の景観と農林業」をテーマに、伊那谷アグリイノベーション推進機構第21回シンポジウムを開催しました。参加者は、一般の方々,学生,企業,官庁,行政及び教育研究機関の65名でした。
 向山孝一機構長(KOA株式会社取締役会長),佐藤健飯田市長の挨拶の後、「農家が国土の庭師と呼ばれるイギリスに学べること 環境保全型スモールツーリズム」、「星の事業から始まった環境への取り組み、その後の温泉郷まち作りについて」について講師2名からの講演があり、パネルディスカッションや質疑応答が交わされ、地方都市における新たな地域デザインについて理解を深める良い機会となりました。
 また、同日開催として午前中から、当機構会員企業等の活動紹介や助成採択課題(研究)等のパネル展示も行われました。


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 向山機構長は、開会挨拶の中で、「当機構は、現信州大学長の中村宗一郎氏が信州大学農学部長だった時に、農・食に関すること、伊那谷の教育研究機関のシーズを地域住民に生かそうと始まり、今年で12年目になる。第1回目のシンポジウムで、本日登壇される上原先生に「里地・里山の保全と持続的な街づくり」と題してご講演いただいた。このシンポジウムは、これまで30数名の先生方からお話を伺い、先生方がどんな研究をしているのか、それが地域にどのように還元されていっているのか知る場となっている。徐々にではあるが、会員間の連携・協同でプロジェクト等が動き出している。引き続き、シンポジウムを中心に、当機構が、地域のシーズとニーズのマッチングの場を提供していけたらと思う。」とお話しになりました。

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 飯田市 佐藤市長は、開催地の代表としての挨拶の中で、「当機構は、農林畜産業・食品産業のイメージが強かったが、この地で、ランドスケープをテーマにシンポジウムを開催されるのは意外に思ったが、非常に意味のあることだと思う。インフラの整備によって、この地域の自然景観と人々の営みにどのような影響があるかは、今、一番注目される案件だと思う。本日のシンポジウムで、この地域の将来の姿(景観)を、皆さんと一緒に考えていきたいと思う。」とお話しになりました。




●基調講演
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 上原三知先生(信州大学農学部 教授)は、「農家が国土の庭師と呼ばれるイギリスに学べること 環境保全型スモールツーリズム」と題して、イギリスの取組事例から、日本の地域、農山村の代表である長野県におけるランドスケープ・デザインによる(複合的な地域計画)モデル構築の実現についてお話しになりました。








●一般講演
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 白澤裕次氏(株式会社阿智昼神観光局 代表取締役社長)は、「星の事業から始まった環境への取り組み、その後の温泉郷まち作りについて」と題して、(株)阿智昼神観光局が取り組んでいる阿智村観光について紹介されました。また、観光業からみる景観・環境保全、観光と農業の連携についてお話しになりました。







●パネルディスカッション
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テ ー マ:「地方都市における新たな地域デザイン」
座  長:竹田謙一先生
パネラー:佐藤健飯田市長、上原三知先生、白澤裕次氏









●パネル展示
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