令和元年度総会を開催しました。         2019年6月12日

    向山機構長
    向山機構長
 令和元年5月23日、信州大学農学部大会議室(南箕輪村)において、令和元年度伊那谷アグリイノベーション推進機構総会を開催しました。会員団体や関係者ら約40名が出席しました。
 総会では、向山孝一機構長が「『働き方改革』と日本の伝統技術・技能の継承についての課題は、食品産業や農業等のどんな職種についても存在する。様々なイベント等で、本機構も一役果たしていけたらと思う」と挨拶。
 議事に移り、松島憲一事務局長が、平成30年度の事業内容・決算について「重点課題の一つとして、6つの勉強会(薬草・薬木,スマート農林業,菌類,市田柿,景観・酪農,健康・長寿)の活動をさらに進めた」と報告。令和元年度の事業計画では「引き続き、重点課題を3つとし、各勉強会の活動を通じて、将来有望と思われる伝統作物の探索、新産業に結びつく資源及び未利用資源の調査・研究をより一層進める」と発表説明しました。
【3つの重点課題】
(1)6勉強会(薬草・薬木,スマート農林業,菌類,市田柿,景観・酪農,健康・長寿)の活動をさらに進め、それぞれの産業化の探索。
(2)既存の農林産物資源及び未利用資源の調査・機能性探索を進め、その有効活用の可能性、さらには6次産業化の探索。
(3)シンポジウム等による情報発信と訪問等により会員間のマッチングを図り、会員による産学官共同のプロジェクト研究の推進。また、この共同研究をより加速するために研究費用の助成(2件)。
 議案は、出席会員の過半数以上の賛成をもって全て承認されました。

 伊那谷アグリイノベーション推進機構は引き続き、地域の農林畜産業,食品産業や観光業において、「健康・長寿県」の強みを活かした新たな産業創出のために、本機構の5年間の活動の評価と検証を基に、他機関や組織等との協働・連携に努めます。

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 また、総会開催に併せて、当機構活動報告を兼ねた研究紹介等のパネル展示が行われました。

〔出展一覧〕(順不同)
●当機構の紹介 ●菌類勉強会 ●スマート農林業勉強会 ●景観・酪農勉強会
●休耕田を利用した藻類培養と、バイオエネルギー生産
●市田柿の機能性成分研究
●こうや豆腐の免疫調節機能の解析とそのメカニズムの解明
●柿皮飼料化技術の確立

      パネル展示会場の様子(1)
      パネル展示会場の様子(1)

      パネル展示会場の様子(2)
      パネル展示会場の様子(2)

      パネル展示会場の様子(3)
      パネル展示会場の様子(3)