令和2年度総会を開催しました。         2020年6月2日

 例年5月、信州大学農学部大会議室(南箕輪村)において伊那谷アグリイノベーション推進機構総会を開催しておりますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による感染拡大防止の観点から、令和2年度総会は、書面表決(回答期間:令和2年5月8日~5月22日)にて開催しました。
 議事として、令和元年度の事業内容・決算については「新型コロナウイルス感染症により、3月開催のイベント等が中止となった。このことにより、例年行われている調査等の不執行があった」と報告しました。令和2年度の事業計画では「新型コロナウイルス感染症により、4月以降の会議・イベント等が中止となっているが、収束時期が不透明なため、事業計画及び予算は例年及び昨年度と同等とした」と説明しました。
 また、本年度も、『持続可能な開発目標(SDGs)を達成できる循環型地域社会の創造を目指して、地域の豊かな自然と人が共生できる農を基盤とした産学官連携により、地域の農林畜産業,食品産業及び関連産業を活性化する「信州モデル」の構築を目指す』ことと、以下の【3つの重点課題】についても事業計画に盛り込んでおります。
【3つの重点課題】
(1)6勉強会(薬草・薬木,スマート農林業,菌類,市田柿,景観・酪農,健康・長寿)の活動をさらに進め、それぞれの産業化の探索。
(2)既存の農林産物資源及び未利用資源の調査・機能性探索を進め、その有効活用の可能性、さらには6次産業化の探索。
(3)シンポジウム等による情報発信と訪問等により会員間のマッチングを図り、会員による産学官共同のプロジェクト研究の推進。また、この共同研究をより加速するために研究費用の助成(2件)。
 なお、本年は役員の改選年であるため、現役員を「再任」し、新役員(任期2年)とする議事も総会に諮りました。
 議案は、「書面表決書」を集計した結果、会員の過半数以上の回答、回答会員の過半数以上の賛成をもって全て承認されました。

 伊那谷アグリイノベーション推進機構は引き続き、地域の農林畜産業,食品産業や観光業において、健康・長寿県の強みを活かした新たな産業創出のために、他機関や組織等との協働・連携に努めます。



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