第11回シンポジウムを開催しました。            2016年2月8日

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 平成28年2月4日、養命酒製造株式会社駒ヶ根工場において、「中山間地域の埋(うず)もれた資源の活用について」をテーマに、伊那谷アグリイノベーション推進機構第11回シンポジウムを開催しました。参加者は、一般の方々および企業、官庁、行政、教育研究機関の約110名でした。
 今回から、対話を重視したシンポジウムを目指して、全ての参加者が同じフロアに会しての開催となりました。
 向山孝一機構長(KOA株式会社代表取締役会長)の冒頭の挨拶の後、中山間地域に自生する資源について講師4名からのお話しを聴き、その利活用について一緒に考えてみる良い機会となりました。

 向山機構長は、開会挨拶の中で、前回のシンポジウムから引き続き、この地域をフィールドとして実際に活動されている事例等をお聞きし、“健康長寿”をキーワードに、当機構における【ふるさと・地域(企業・行政等)】と【知の拠点(教育研究機関)】との交流・連携を更に発展させていけたらとお話しされました。

講演会では、
 喬炎先生(長野県看護大学人間基礎科学講座教授)は、「『八仙逍遥湯』浴の難治性皮膚創に対する治癒促進効果」と題して、医療・介護現場(特に褥瘡(じょくそう:床ずれ)に対して)の“薬湯”使用における効果について、また、“漢方(生薬)”の産地重視についてお話しされました。

 加藤健一氏(長野県林業総合センター林業専門技術員)は、「中山間地域の特用林産物について」と題して、原料生薬を取り巻く国内の情勢について、また、小谷村のキハダ生産の取組についてお話しされました。

 小谷宗司先生(信州大学農学部特任教授)は、「医薬品製造業界における原料生薬の現況と課題」と題して、生薬を原料とする医薬品の現状と薬草生産事業について、医薬品の範囲基準や国内生薬栽培に必要な法規制の遵守についてお話しされました。

 新澤伸一氏(養命酒製造(株)駒ヶ根工場品質安全保証グループ)は、「薬草を活かした商品開発について」と題して、特に烏樟(うしょう:クロモジ)の利用・栽培についてお話しされました。



受付スペース脇では、生薬見本の展示も行われました。
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【長野県地域発元気づくり支援金活用事業】