体験講座「家庭におけるシカ肉・アマランサスの活用法」 を開催しました 2014年12月26日

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 平成26年10月24日、伊那市生涯学習センター「いなっせ」において、伊那谷アグリイノベーション推進機構主催、伊那商工会議所共催による「シカ肉・アマランサスを美味しく活用」をテーマに講演会と料理教室からなる体験講座を開催しました。

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 前半の講演会では、「家庭におけるシカ肉・アマランサスの活用法」と題し、1級フードアナリストの中島麻希氏からお話しをいただきました。参加者は約70名でした。シカ肉は、鉄分を多く含み、高たんぱく低脂質なので、鉄分不足の人やカロリーが気になるが肉を食べたいというような人には有望な食材で、ビタミンBが多く疲労回復に良いとのことでした。また、アマランサスは、たんぱく質と食物繊維も多く含み、ミネラルも豊富な栄養の高い穀物との説明がありました。

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 続いて、上伊那農業高校の生徒から、「地域の食材を使った料理の事例紹介」について、上農丼など地元の食材を使ったオリジナルな料理の紹介とこれを地域の様々なイベントで活発に発信している活動の発表がありました。
講演会の後に、事前に申し込みを頂いていた30名の方が、家庭で手軽に出来る・美味しいシカ肉とアマランサスの2コースに分かれて料理教室を体験しました。

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 シカ肉料理コースでは、講師のざんざ亭代表の長谷部晃氏から、“炊飯器で作る鹿ロースユッケ風冷やっこ”と“鹿じゃが”の2品の調理方法を教えていただきました。

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 アマランサスコースでは、講師の伊藤雄治氏(藤よし・伊那餃子の会)から、アマランサス入りの水餃子の作り方を教えていただきました。
ニホンジカによる農林業への被害を防ぐために捕獲されたシカの肉を食品として利用することや、荒廃した遊休農地をアマランサス栽培で利活用し、地域の農業振興に活かすことが伊那谷では進められていますが、そのためにも鹿肉やアマランサスを美味しく食べることが必要です。今回の体験講座が美味しく地域資源を食べることに貢献できればと期待しています。

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